ダイビング中に地震や雷がおこったらどうするのか?
こんにちは(*´ω`*)
先日遅めの夏休みを頂いたんですが、台風で沖縄は潜れず・・・悲しみに暮れているダイビングスクールオーブ福岡店のゆきおです。
台風が発生すると、風が強くなり、スキューバダイビングが出来なくなります。
ダイビングツアー前になるといつも波や風の状況をみて判断はさせて頂いてます。
台風が遠くの方で発生していても、風の影響が潜るポイントに出たり、通過したあとも海の中が酷い状態の時もあります。
なので、「晴れてるのに何で中止なの?」っと思うかもしれませんが、風、波、海の中の状態で判断はさせて頂いてます。
台風について詳しくはこちらのブログをどうぞ↓
ではダイビング中に災害がおこったらどうするか?という事を本日はお伝えしていこうと思います。
台風や風は前日に判断はできますが、ダイビング中に急におこってしまうかもしれないのが、地震、雷、(津波)です。
対処方法を知っているのと知らないのとでは助かる確率が違ってきます。
雷
【潜水前に雷が鳴っている時】
雷って音がまず怖いですよね。。
ツアーに行く前から雷雨・落雷の場合は中止させて頂いてます。
この場合は陸上ですら建物からでないですよね。
【水中で雷が鳴っている時】
水中では音の伝わる速さは陸上の4倍も速く伝わるので、雷の音も聞こえます。
音が聞こえたら、水中で待機しましょう!
「上がらないの?!」って思われるかもしれませんが、
水面は電気の通りが良く、雷が直撃する可能性もあるため、水中の方が比較的安全とされています。
浮上するタイミングを見極め、雷が遠ざかるのを待つのも一つの手です。
もう上がる一歩手前であれば上がって鉄筋コンクリートの建物や、自動車などのより安全な空間に避難しましょう。
上がれる場所からまだ離れているときは水中に再度潜りましょう!
どれくらいの深さに潜るのかは明確には分かっていませんが、出来るだけ水深を下げて待機しましょう!
地震
【水面や水深の浅い場所で地震がおきたら】
水面では地震に気づきづらいと言われてます。
地震の規模にもよるのですが、実際私が体験した話で言うと、私はその時お客様と陸上でログを書いてました。
震度は忘れてしましましたが、陸上では結構揺れました。
地震だ!と気づくレベル。
でも潜っていたメンバーに聞くと全く気付かなかったと言ってました。
(ちょうど戻る時に水面にいたようです)
なので、水面だと地震に気づきづらいかなと思います。
水面だと気づきづらいですが、気づいたらすぐに高台に避難しましょう!
【水中で地震がおこったら】
まず海の中で地震かどうかをすぐに見分ける方法としては地震の規模が大きいと水中では生物が姿を消します。
これも私が体験したお話でいうと、阪神淡路大震災の時に愛犬が地震前にすごく動いてたんですよね。
カメも普段はまったく動かないのに、激しく動いてました。
海の生物もそうですが、いち早く逃げるというのを本能で感じ取ってるんだなっと思います。
海底の砂が巻き上がり、視界が悪くなるのも見分ける方法の一つです。
あとは音です。ドンゴゴゴゴゴという音がするそうです。
ビーチダイビングの時
地震が発生したらすぐに海から上がり、高台に逃げましょう!
津波が発生する恐れがあるので、高台に避難です。
ボートダイビングの時
海に入った直後や、ダイビングが終わる直前なら浮上しボートへ上がりましょう。
津波がこれから発生するかどうかを確認し、もし津波がくるようなら、船で沖に出ましょう。
沖に出る方が津波の影響は受けづらいです。
水深50M以深の海域まで出るのが良いです。
ただ水深が深い場所で浮上するのが難しかったり、引き波などが始まって流れが激しくなっている場合ではボートに上がろうとしても波で近づけなかったりもします。
その場合はその場でとどまるのが良いそうです。
ただ津波が今どのへんにきているのか、深さによっては水中が洗濯機状態になる可能性もあります。
洗濯機の中に自分が入ると思うと恐ろしいですよね。。
水中でしか留まれない場合の時はなるべく沖の方に泳ぐようにしましょう。
船で沖に出る方法と同じようにするのがベストかなと思います。
その後浮上し、船が迎えに来てくれるのを待つしかないですが、最悪の状況になるより、この方法がベストかなと思います。
ビーチダイビング、ボートダイビングどちらにしても地震に対していち早く気づき、行動する事が大事です。
まとめ
今日はダイビング中の災害について対処法をお伝えしました。
雷や地震の時でも慌てず上記の方法で対処しましょう!
陸上でもそうですが、災害時は中々冷静になれないかもしれませんが、冷静に行動する事が大事です。
そしていち早く異変に気付く事も大事です。
災害時の注意を知って楽しく安全にダイビングを楽しみましょうね!!